
「過去のこと」「もう終わったこと」として風化されかけていたパンデミック期の記憶や疑問。それが今、再び揺さぶられています。
日本ではほとんど報道されていませんが、7月29日に米上院国土安全保障・政府活動委員会による新型コロナウイルス対策を巡る公聴会が実施されました。
私は当時、公衆衛生における国や世界の対応、そしてワクチン推進のプロセスに非常に疑念を持っており、かなり調べ込んでいたため、この公聴会には少なからず関心を持っていました。
公聴会には、当時米国のコロナ対策を主導した国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ元所長が出席し、共和党議員らからの追及を受けました。しかし、彼は質問に対して100回以上も「黙秘権」を行使し、一切答えないという異様な展開となりました。
ファウチ氏、100回以上黙秘権 米、コロナ巡る公聴会紛糾 | NEWSjp
日本ではほぼ報道されていないこともあり、アメリカという遠い国の出来事に思えるかもしれません。しかしこれは、私たちの意識や社会に関わる大きな転換点だと私は捉えています。
さらに時代の転換点という意味では、公聴会が開かれた7月29日は「水瓶座の満月」とも重なっており、非常に象徴的と感じました。
この記事では、公聴会で起きた事実と社会的影響、そして占星術的な視点から見える時代の変化についてまとめます。
コロナを巡るファウチ博士・公聴会の背景と概要
公聴会開催の背景
今回の公聴会は、パンデミック初期の決定プロセスや政府機関の対応を検証・追及してきた共和党主導の委員会によって実施されました。情報公開法などに基づき、当時の内部メールやメモの開示が進んだことが、このタイミングでの開催につながっています。
公聴会で主に追及されたのは以下の点です。
- 武漢研究所への資金提供と「機能獲得研究(Gain-of-Function)」:
ウイルスを人工的に感染しやすく・強毒化させる研究への支援の有無。 - 「ラボ流出説」に関する隠蔽疑惑:
初期段階で流出の可能性が指摘されていたにもかかわらず、公には「自然由来説」を強調し、流出説を過剰に否定したのではないかという点。 - 厳格な公衆衛生政策の科学的根拠:
ロックダウンやマスク着用推進、6フィート距離の確保などの根拠の妥当性。 - ワクチン義務化と既存薬の扱い:
ワクチン接種の強制的な流れや、安価な既存薬(イベルメクチン等)の導入阻害に対する不信感。
予防的恩赦と、偽証罪回避を巡る攻防
ファウチ氏には、バイデン前大統領から連邦法上の罪に対する「予防的恩赦」が出されていました。しかし、公聴会という新たな場で過去の発言と異なる証言をした場合、それは「新たな偽証罪」として刑事問責の対象となり得ます。ファウチ氏側(弁護団)は、この偽証罪のリスクを避けるため、米憲法修正第5条に定められた「自己負罪拒否権(黙秘権)」を行使する方針をとったとみられます。
実際現場で起きたのは、先ほども述べたように100回以上の黙秘権行使でした。 かつて公衆衛生のトップとして国民に厳しい制限を求めた人物が、検証の場では一切の質問回答を拒否し、自らの正当性を主張するのみにとどまりました。それは非常に異様な光景として映りました。
追及側の成果としては、自白や新しい証言を引き出すことはできませんでしたが、「元トップが公聴会で黙秘権を使って説明を拒んだ」という事実と、提出された内部文書の数々を公式記録に残す形となりました。
「罪を問えるか」以上に巨大な3つの社会的影響
現在、公聴会の中心人物でもあるランド・ポール上院議員らはフロリダ州の司法長官に対し「証拠の山」を提出し、州レベルでの起訴を呼びかけています(大統領による恩赦の効力は連邦法のみであり、州法上の罪には及ばないためです)。
司法上の手続きや「罪を問えるか」の有無にかかわらず、SNSなどを見ていると、社会の深層では以下の3つの変化が起きている・あるいはこれから発生する可能性があると感じています。
① 眠っていた怒りの再燃と再評価
当時、この公衆衛生問題に疑念を持っていた人たちも、時の流れとともに風化し、一見平和な世界が戻ってきたように見えていました。しかし、今回の公聴会により当時の疑念が再燃。改めて違和感を確信に変え、再度繋がり始めているように見えます。
さらに、「緊急事態だから仕方なかった」「打つのも自己責任」と自分を納得させ記憶を棚上げにしていた人々が、公聴会や開示された内部文書を目にすることで、「当時の違和感や直感は間違いではなかった」と再確認し、疑問や怒りが再び表に出てくる動きも見られます。
② 「無関心層」の気づきと認知の広がり
当時は政府や専門家の指示を疑わずに従っていた層にとっても、公衆衛生の裏で行われていた政治的取り決めや情報調整の存在を知る機会となり、当時の状況を冷静に見直す大きなきっかけになるでしょう。
③ 体制・公衆衛生に対する「信用の不可逆な低下」
法的な追及を免れたとしても、一度失われた行政や医療権威への信頼が元に戻ることは困難です。 この異様な公聴会、そしてそれをほとんど報じない大手メディアなどに対する不信はますます高まる可能性があります。ひいては製薬業界・医療業界・行政といった構造そのものに、大衆の疑問の目が向けられるようになっていくかもしれません。
こうした流れは少しずつ目に見えて現れてきていますが、今回の公聴会がさらに拍車をかける可能性があります。そうなれば、これまで頼りにしてきた組織やシステムの信用が揺らぎ、その結果として「他人任せにせず、自分自身の判断軸を強く持つ」という個人の自立が促されることになるでしょう。
占星術から見る「時代のOSの書き換え」
こうした社会現象は、実は西洋占星術で示される時代の大きなシフトとも一致しています。
水瓶座満月というシンクロニシティ
公聴会が行われた7月29日は「水瓶座の満月」でした。
水瓶座満月は「隠されていた構造や真実が、民衆のネットワークを通して明るみに出る(満ちる)」タイミングを象徴します。意図的なスケジュール調整を超えた、時代の大きな引き寄せを感じさせる巡り合わせです。
冥王星の水瓶座時代
すでに冥王星は水瓶座へ完全に移行しており、かつてのピラミッド型権威構造やトップダウンの支配(山羊座のテーマ)の終わりと、情報の透明性、個の自立、フラットな横のつながり(水瓶座のテーマ)への本格的なシフトを物語っています。
海王星・土星の牡羊座入りと魚座時代の終わり
「専門家や政府が救ってくれる」という集団的な依存や幻想(魚座)が崩れ、「自分の身体や人生の決定権は自分自身で取り戻す」という個の立ち上がり(牡羊座)への転換を意味します。
まとめ
今回の公聴会は、一人の人物が法的責任を問われるかどうかという枠組みを超えて、「私たちが何を信じ、どう生きていくか」という前提を根本から問い直す出来事となったのではないでしょうか。
組織や権威の信用が落ちていくプロセスは、一見混乱のように見えますが、裏を返せば「誰もが自らの軸で考え、選択する時代」へと確実に変化している証拠でもあります。
この公聴会の今後の行方については、定点観測的に確認していきたいと思います。
アーティスト・作家|歴史や世界の深淵を読み解き、新しい生き方の景色へと翻訳することを私のライフワークとしています。|詳細のプロフィールはこちら