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デジタル化の歴史

約100年前から現在の「デジタル化」の青写真が描かれ、それに沿うように、かつ軍事事業の基でテクノロジーは発展していっているように見えます。その足跡をたどります。

1920〜1930年代
テクノクラシー運動の誕生

1921年
ウォルター・ヘンリー・スミスが「テクノクラシー」の思想を提唱。

1930年代
イーロン・マスクの祖父がカナダでテクノクラシー運動を牽引。それはまさに今後到来する可能性のあるデジタル監視社会の雛形ともいえるような内容です。

1940年代
世界初の汎用電子デジタルコンピューター「ENIAC」誕生

1940年代前半
第二次世界大戦の「大砲の弾道計算(軍事目的)」のために開発された軍事用の巨大計算機ENIAC。 実はENIACは、公式発表の4年ほど前に完成した世界初電子式デジタル計算機プロトタイプ「ABC(アタナソフ&ベリー・コンピュータ)」の流用でした。ただENIACがなければ今のGoogleやマイクロソフトも存在しなかったことでしょう。

そして、当時は部屋を丸ごと占拠する巨大設備であり、データを投げたら結果が出るまで数日待つ「バッチ処理(一括処理)」の時代でした。

ENIACが公式発表されたのは、「天王星ふたご座入り」のタイミングと被ります。以下の記事から確認ください

・関連記事:前回の天王星・ふたご座入り:「デジタル社会の種」がまかれた

1950年代
初のリアルタイムネットワーク

冷戦の激化により、マシンの挙動に「即時性」と「中央集権ネットワーク」が組み込まれた時代。

1950年頃
世界初のリアルタイム処理マシン「ワールウィンド」開発。

パイロットの操作に即座に反応する仕組みとして、「人間のアクションに対して、機械がその場で即座に反応する(リアルタイム処理)」という概念を、世界で初めて実現した。
ブラウン管画面や「ライトペン(タッチUIの原点)」もここで誕生。

1950年代後半
巨大防空システム「SAGE(セージ)」の構築。

各地のレーダーと中央の超巨大コンピューターを専用回線で結ぶ、インターネットの「中央集権型のひな形」が完成。

・関連記事:ジョブズもゲイツも元祖じゃない?1950年代に始まったタッチUIの原点

1960年代
インターネットの誕生と「思想の対立」

現在のネットに直結する「中央のシェア」か「個人の自律」か、という思想のぶつかり合い。

1960年
現代のコンピュータネットワークについてのコンセプトを作り上げたという点で重要な人物=J.C.R.リックライダーが「人間と機械の共生」と「時分割処理」の提唱。

「時分割処理」とは1台の巨大マシンをみんなでシェアする思想。
地球規模の知のコミュニティ(銀河間ネットワーク)を構想。

1962年
ウェスリー・クラークによって学習机サイズ「LINC」が開発されました。
LINCは、一部の人々から最初のミニコンピュータであり、パーソナルコンピュータの先駆けと考えられています。

クラークによると、「手元で100%コントロールできる機械こそが道具として誠実だ」と「時分割処理」に反論し、個人用PCの先祖として知られています。

1960年代後半
世界初の分散型ネットワーク「ARPAネット」計画始動しました。

リックライダーのピラミッド型ではなく、各地のシステムを対等に結ぶ「網の目型(自律分散型)」を構築。どこか1カ所が壊れてもデータが届く、頑強なインターネットの原型が誕生。

・関連記事:【インターネットの歴史】「中央集権vs自律分散」は1960年代から始まっていた

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