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稲刈りを終えて

稲刈りシーズンも、いよいよ終盤ですね。周りの田んぼを見渡しても、すっかり刈り取りが終わった風景が増えてきました。

稲刈り体験と、昔ながらの足踏み脱穀機体験

私が参加させていただいている稲作チームも、先日無事に稲刈りを完了しました!

私たちが担当する田んぼは綺麗な四角形ではなく、少し丸みを帯びた形をしています。そのため四隅の刈り取りの際、コンバインの扱いがとても難しくかなり四苦八苦しました……。一方で、チームの若い男の子や男性陣はすいすいと乗りこなしていて流石の一言。

1日で約2反の田んぼを刈り取り、その後のライスセンターへの搬入作業まで含めて、今年も実に濃密で貴重な経験となりました。

昔の道具に学ぶ「足踏み脱穀機」の知恵

また別の日のことですが、近所の農家さんが「もち米を足踏み脱穀機で脱穀する」とお聞きし、少しお手伝いさせていただきました。
実際に触れてみると、昔の道具の構造の美しさと合理性には本当に感心させられます。 足でペダルを踏んでロールを回転させ、そこに穂がついた稲わらをあてる。回転による遠心力と、ロール表面の突起(とげ)が見事に穂とわらを分離していく仕組みです。
あいにく作業中の写真を撮りそびれてしまったのですが、ほぼ同じ仕組みで作業されている分かりやすい動画がありましたので、リンクを貼っておきますね。

現場で知る、米作りの「価格」と「未来」の歪み

こうして稲作に関わるようになってから、お米の栽培プロセスの面白さはもちろん、現代と過去の農法の違い、そして今のお米を取り巻く複雑な環境まで、少しずついろいろと見聞きする機会が増えました。

物価高騰が続く世の中ですが、農家さんからは「資材も燃料も肥料も値上がりしているのに、なぜ米だけ価格が下がるのか……」という切実な声が聞かれます。

昨年は米不足の影響で価格が上がったこともあり、今後の需要や利益を見越して大規模化や設備投資に踏み切った農家さんもいらっしゃいます。資材高のなかで米価が下がってしまうと、そうした投資をした農家さんたちは一体どうなってしまうんでしょう。

さらに、私の師匠である農家さんは70代後半。周囲を見渡しても同世代の方々がかなり現場を支えており、「あと何年、この国でお米の安定供給が続けられるのだろうか」と、日本の食の基盤の危うさを痛感します。

次のシーズンへ向けて

とかなんとか、いろいろな課題が見えてくるものの、私はまだまだ半人前で何ができるわけでもありません。プロの米農家になる予定はありませんが、せっかくやっているので少しでもできることを増やしたいという気持ちで取り組んでいます。

ちなみに稲作は、稲刈りを終えることでひとつのサイクルが完了します。次は、もう来季に向けた「荒起こし(土づくり)」という新たな出発が始まります。

まだまだ「稲作をやっています」と胸を張って言えるほどの力はありませんが、次のサイクルではもっとできることを増やたいと思います。